2011年06月06日

アルバイト急募!!

どうやら今シーズン雲ノ平山荘のアルバイトがまだ決まっていないらしい。

昨年新築された小屋で働きたいという山男、山ガールはこちらまで。

人との出会い、自然との出会い、きっといろんなつながりが生まれるはず!

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posted by terra at 19:51 | Comment(1) | 山小屋アルバイト〜雲ノ平〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月14日

雲ノ平の雲

雲ノ平で見た雲の一部を紹介。
きれいな雲、かわった雲、時間によってさまざまな雲を見ることができた。

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水晶岳と朝焼けの雲

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祖父(じい)岳と昼の雲

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空の色がかわった

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この雲はいったい…

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夕焼けに染まる西の空

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ある朝の滝雲


いつもこれらの雲に癒されました。人気ブログランキングへ
posted by terra at 01:04 | Comment(0) | 山小屋アルバイト〜雲ノ平〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月10日

雲ノ平山荘のあれこれ

雲ノ平山荘は雲ノ平のほぼ中心にあり、小屋の中からでも笠ヶ岳や黒部五郎岳など
雄大な眺めを楽しむことができる。

(422).jpg
小屋は1959年(昭和34年)に三俣山荘、水晶小屋を経営されている伊藤正一さんに
よって建てられた。
ユニークな庭園の名もこの伊藤さんが雲ノ平を世間に紹介するときに
付けられたものである。
小屋の収容人数は70人だが、ピーク時にはこの2倍近い登山者が泊まることもある。
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ロビーの風景

2007年(平成19年)の宿泊客の最高は、8月13日に記録した116人であった。
やはり登山者は夏場の三連休やお盆休みなど、まとまった休みがとれる日に集中し
混雑するが、それ以外の日は静かなものである。
小屋の電気は自家発電で、基本的に朝夕の日が出ていない時間と天候の悪い日のみ
稼動させている。
これもできるだけエネルギーを使わないという小屋側の意志である。
小屋で電力を必要とするものは、主に照明、肉や冷凍食品を保存するためのストッカー、
無線の3つである。野菜などの食材は常温保存している。
山小屋生活では水の確保が必要不可欠である。
雲ノ平では、小屋から約2キロ離れた水源から湧いている水を消防用ポンプで
汲み上げている。

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小屋には貯水用の1tタンク(上記写真を参照)が3つ備え付けられているが、
この貯水能力は他の北アルプス内の小屋と比べるとかなり少ない 。
また、ポンプアップもこまめに行うわけではないので、
とにかく小屋では節水を心がけている。
この姿勢は単にエネルギーの節約だけでなく、
登山者にも山ではいかに水が大切なものであるかを理解してもらうためのものでもある。
他にも小屋では宿泊客が使用できる蛇口を1つしか設けておらず、
トイレの手洗い用の水も雨水を利用している。
飲料水は、タンクがあまり清潔なものではないため、
一度煮沸してから登山者に有料で提供している。
また、ピーク時には、時間的に余裕のある登山者にはキャンプ場まで水を汲みに
行くように促していた。
2007年(平成19年)は適度に雨が降ったため水源が枯れることはなかったが、
2006年(平成18年)のように8月に雨が降らないと、水源が枯れてしまい、
別の水源を探すこともある。
このような状況に陥ったときこそ、改めて小屋の生活がいかに山の自然に頼って
成り立っているものかを実感する。

同系列の水晶小屋では小屋が稜線上に建っているため、湧き水がまったくない。
そのため、貯水した雨水を利用している。このような小屋では雨が降らない場合の
生活の危機的状況が顕著となる。
食料や燃料はヘリコプター(以下ヘリ)による荷揚げに100%頼っている。
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雲ノ平山荘でも、1965年(昭和40年)頃までは人力による輸送(歩荷)を行っていたが、
いち早く伊藤さんはヘリでの輸送に切り替えた。
そして、現在ではヘリなしでは物資の輸送はほぼ不可能なまでヘリに頼っている。
ただし、ヘリによる輸送にも問題点はある。
まず、費用の問題である。ヘリでの輸送には一回のフライトでおよそ16万円かかる 。
これは小屋の経営にとっては大きな出費であり、
都合に合わせて物資を運ぶことはできない。
また、山小屋の数の割に、ヘリ会社の数が少なく
山小屋側の日程どおりにヘリが飛ぶとは限らない。
さらに、ヘリという乗物自体が決して安全なものではなく、それを証明するように
2007年(平成19年)の春もヘリによる事故が相次いだ。
ならば、人力による輸送に戻すべきかというと、
それも今となってはできるものではない。
このようにヘリによる輸送にはさまざま問題があるが
、特に雲ノ平や三俣といった北アルプスの中の最奥地ではヘリが不可欠である。

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小屋の屋根から夕日を眺める。屋根に上れるのは従業員だけ。

この築50年になる雲ノ平山荘も今年の営業を最後に建て直されることになった。
北アルプスという過酷な環境で、人々のオアシスとなっていたこの小屋の役割は
本当に大きかったと思う。
半世紀お疲れさまでした。
posted by terra at 00:09 | Comment(0) | 山小屋アルバイト〜雲ノ平〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月06日

雲ノ平の概要

北アルプスは知っていても、雲ノ平を知らない人は多いと思う。
実際僕もここでバイトをするまでは来た事もなかったし、
その名前すら知らなかった。
そこで、少し雲ノ平という場所について説明しておこうと思う。

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ギリシャ庭園から雲ノ平山荘(木道が敷かれている)

雲ノ平は「雲上の楽園と呼ばれる、日本最高所の高原 」である。
北アルプスの最奥(黒部川源流付近)に位置し、360度名峰を見渡すことができる。
日本庭園、スイス庭園、ギリシャ庭園、アラスカ庭園、アルプス庭園など
ユニークな名のついた庭園が広がる。
雲ノ平は、どの登山口から登っても、アプローチに少なくとも一泊から二泊が
必要になるため、日本最後の秘境とも呼ばれている。
ただし、近年はツアー登山が発達し、高齢者でもこの秘境を訪れることが可能になった。
(論文より)

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アルプス庭園から雲ノ平山荘と水晶岳

上でも書いたように雲ノ平は北アルプスの中でももっとも奥地に位置している。
しかし、その分世俗化されていない、ありのままの自然が残され、
まさに雲上の楽園なのである。
ちなみに、標高は山荘周辺でだいたい2,500mほどある。
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2009年02月05日

中部山岳国立公園

このカテゴリーでは2006年と2007年の夏にアルバイトをしていた北アルプスの秘境
雲ノ平での日々について書こうと思う。
その前に、そもそも北アルプスとはどういう所なのかを見ておこうと思う。

北アルプスがある中部山岳国立公園は新潟、富山、長野、岐阜の4県にまたがり、
3000m級の山々が連なる。
面積は174,323haで、その89%が公有地となっている 。
1934年(昭和9年)に国立公園に指定された。
北アルプスの年間利用者数は2005年(平成17年)時点で257,000人(長野県警察本部地域集計)
であり、
日本の国立公園利用者数全体(3億7000万人)の1440分の1になっている。
中部山岳国立公園の利用者数は戦後もっとも多かった1967年(昭和42年)の
604,600人と比べると半数以下になっているが、
ここ20年間は25万から33万の間におさまっているので、著しく減少しているとはいえない 。

とまぁ数字を入れて書いてみたが、実はこの文章、僕が大学の調査で調べたものを貼り付けている。
北アルプスに入る大抵の登山者は北アルプスが国立公園の一つだということを
認識していると思うが、日本の中での国立公園の認知度は世界遺産などに比べて
まだまだ低いと思う。
やはり北アルプスに入る前にそこが公園で、誰かが管理もしくは整備している
ということを知っておく必要があるだろう。
posted by terra at 23:56 | Comment(0) | 山小屋アルバイト〜雲ノ平〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月22日

クリスマスパーティー

20〜21日にかけてバイトしてた山小屋関係者のクリスマス会に行ってきた。
金欠なので青春18きっぷで長野まで行ったのだが、滋賀からやと7時間くらいかかったかな。
昨年も18きっぷで行ったけど、やっぱり遠いなぁと毎回思う。
でも、このドンコウ電車の旅はやめられへん。

今年のクリスマス会には総勢13名が参加した。久々に懐かしい人たちに会えて楽しかった。
企画していただいた山小屋の奥さんに感謝感謝!!
料理も奥さんたちの手作りで手の込んだものばかり出てきた。
チキンの丸焼き(野菜詰め)やキッシュ、カナッペなど
普段めったにお目にかかれない料理がずらっと並び、
ケーキまで奥さんが焼いてくれていた。
それに、ワインやビール、日本酒までいただいて、
ほんまに幸せな一時を過ごさせていただいた。

ゆっくり食事をいただいた後は、皆でプレゼント交換をするのが決まりになっている。
プレゼント交換には一人1000円以内のプレゼントを持参するのだが、
これがなかなか悩む。ちなみに昨年はナルゲンのフラスコにした。
そして、今年はというとまた山道具にしようかとも思ったのだが、結局、
京都の染色屋さんが染めた金魚柄の日本手ぬぐいにした。
そしたら、昨年と同じ人に僕が買ったプレゼントが当たった。
なんという確立だ!

しかし、こうやって皆で集まれる機会があるのは凄く良いことだと思う。
お互いに自分たちの近状を報告しあったりして、山小屋仲間との
つながりを持続していくことができるし、違う小屋で働いていた人とも
新たなつながりができるし。
僕もこの出会いを大事にしていきたいなぁと思う。



posted by terra at 01:05 | Comment(0) | 山小屋アルバイト〜雲ノ平〜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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