2009年02月23日

エベレスト街道ルートガイド

エベレスト街道は通常カトマンドゥから空路でルクラまで行き、
ここをスタートしカラパタールorゴーキョピークを目指すルートが一般的だ。

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今回僕が購入したエベレス街道の地図。値段は確か350Rsほどだった。

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僕たちが歩いたコース。

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左からゴーキョピーク、チョラパス、カラパタール

僕たちは最初カラパタールのみの予定だったが、結局ゴーキョヘも行くことになった。
初めてエベレスト街道を歩く人で、日程的にどちらかしかいけない場合は
僕はカラパールをお薦めする。
その理由として
@ゴーキョよりもカラパールまでのルートの方が変化に富んでいる。
Aロッジの数が多いのでゆっくり高度順化しながら歩ける。
Bカラパタールからだとエベレストが近くに見える。
C途中で見えるアマ・ダブラム山が美しい。
などなど

カラパタールとゴーキョピークを一度に行ってしまいたい人は、
時間があればどちらかの目的地に着いてから、
一旦ナムチェまで引き返してもう一方を目指すのが無難だ。
しかし、時間のない人や体力に自信のある人はいちいち戻らなくても行けるルートがある。
それがチョラパス越えルートである。
このルートはガイドブックなどには地理を良く理解したガイドを連れていくように
書かれているが、事前にチョラパス周辺の状況をよく調べておけば、
ガイドなしでも問題はない思う。
実際に僕たちもガイドなしでチョラパスを越えたが、
氷河の上にもしっかりとトレースがついているので迷うことはなかった。
また、意外と多くのハイカーやシェルパが歩いているので、
心配ならその人たちの後ろを着いて行くのがいいだろう。

ゴーキョのいい点は
@360°ヒマラヤの山々を見渡すことができる。
Aカラパタール付近よりもロッジがきれい。
Bハイカーが少ないので静か。
Cゴーキョの湖が美しい。

最寄のロッジからのアプローチはカラパタールの場合、ゴラクシェプから約2時間。
ゴーキョピークへはゴーキョから約3時間ほどかかる。
いずれも標高5000mオーバーなのでかなりしんどいが、僕的にはゴーキョピークの方がしんどく感じた。

また、カトマンドゥからジリという町までバスで9時間かけて行き、
そこからさらに6日間歩いてルクラへ向かうルートもある。
これは体力と時間があって交通費を安く済ませたい人にはいいかもしれない。
実際、僕がインドで出会った山田君もこのルートでエベレスト街道を歩いていた。
このほかにもエベレスト街道にはまだまだいろんなルートバリエーションが存在する。
また、いつか再び訪れたい名トレイルだ!

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2009年01月08日

シェルパ語

エベレスト街道では多くのシェルパ族に会った。
ポーターの人たちは基本的に無口な人が多かったような気がするが
すれ違った時にシェルパ語で挨拶すると、
たまに返してくれる人もいた。
その一部を紹介すると以下のようになる。

タシディレ:「ナマステ」と同じような使い方をする

トスチェ:ありがとう

「トスチェ」は宿なんかでも結構使えると思う。
posted by terra at 00:10 | Comment(0) | Everest Trail 2008.Nov | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月06日

11月14日

本日の行程:ルクラ→カトマンドゥ    天気:晴れ    体調:Good

7:00 起床

7:30 朝飯

8:30 空港へ行く(またひたすら待つ)

11:25 やっとチェック・イン

13:20 ルクラを飛び立つ
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団体のチャーター機に便乗する

機内でNさんが泣いていた。よっぽど下界に下りれるのが嬉しいのだろう。
下りたら温泉行きたいな。

14:00 カトマンドゥ空港着
カトマンドゥに降り立つと、むっとした空気が体をつつむ(ここでも標高1,400mあるのだが…)

15:30 タメル着
金がないので、ヒマラヤン銀行へ両替しに行く

16:50 1時間半以上待ってやっと150ドル分のRsを受け取る

17:00 「風の旅行社」にてポカラ行きのバスチケット(一人400Rs)を買う
受付のおっちゃんは日本語も話せてめっちゃ親切やった。

17:30 トレッキング出発前に荷物を預けておいた宿に行く(無事荷物はあった)

18:40 夕飯を食べに「ふる里」へ行く
お客さんはほとんど日本人だ。久々の日本食に3人とも感激!

21:05 ネットカフェに行く(電話90Rs、ネット30分で30Rs)

23:00 就寝
今日で一応エベレスト街道トレッキングは終わったが、これからまだ
ポカラにも行ってインドにも行くので先は長い。
今日でちょうど旅の折り返しといったところかな。


posted by terra at 15:42 | Comment(0) | Everest Trail 2008.Nov | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月28日

11月13日

本日の行程:ルクラ停滞    天気:曇り    体調:Good

6:45 起床(雲が多いが大丈夫だろうか…)

7:10 朝飯

8:00 朝飯を食べ終え、出発まで時間があるのでその辺をブラつく
庶民食堂っぽいお店の前を通るとちょうどサモサが揚げたてだったので
思わず買ってしまう。でも、熱々でかなりイケる!

8:30 空港へ行く
僕たちの便は9:55だが、時間なんてあってないようなものなので、
さっさと行って並ぶことにする。天気も悪いし。
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ルクラ空港の滑走路(山の傾斜を利用して止まるらしい…)


ひたすら待つ(途中で昼飯にパンを買いに行く)


15:00 フライト中止を宣告される
とりあえずここで抗議してもしかたがないので、今夜の宿を探し、
小腹が減ったのでプリングルスをHさんと割り勘で買う。

16:30 イエティの受付カウンターに明日のフライトの件を聞きに行く
受付にはスタッフが2人しかいない。おいおい…。
すでに僕たちと同じ境遇の他の客が押し寄せており、
明朝タイやロシアに飛ぶチケットを予約している人もいるようで
その人たちの怒りの声が聞こえてくる。
僕たち3人の中で一番英語を話せるNさんがスタッフと話をする。
どうやら、僕たちの明日の便は優先的に早い時間を確保してくれるのかと思いきや、
明日のチケットを持っている人たちが飛んだ後になるらしい。
さすがにこれには納得がいかず抗議するが結局聞いてはもらえなかった。
これで、また明日も飛ばんかったらどないすんねんっ!!

17:00 宿に戻ってトランプ
食堂に衛星放送の映るテレビがあり、NHKも映った!

18:00 夕食
結構冷えるが、客が僕たちしかいないのでストーブをつけてくれない。

20:30頃 就寝

今日は本当ならルクラからカトマンドゥへ移動するはずだったが、
雲が多いためフライトが中止になってしまった。
僕たちの一本前まで飛んだのに…。
暖房設備も食堂もない空港で6時間も待った挙句こんなことになるとは。
やっぱり自然にはかなわない。
しかし、今日はトレッキング中以上に精神的にも体力的にも疲れ果てた。
明日は飛んでくれるといいが…。

posted by terra at 00:26 | Comment(0) | Everest Trail 2008.Nov | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月26日

11月12日

本日の行程:ナムチェ→ルクラ    天気:晴れのちガス    体調:Good

6:45 起床

7:15 朝飯
節約のためチャイ(40Rs)だけ頼み、ビスケット(30Rs)で空腹を満たした。

7:50 宿を出発
結局「タワロッジ」には行きと帰りで4泊した。

8:45 橋を渡ったところで休憩
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なにやらレースの真っ最中のようだ。まったくこの標高でよくやるな…。

8:55 出発

9:20 ジョルサルで軽食を食べる
前から一度食べてみたかったシェルパの人たちが食べているスナックを
最後なので食べてみることにする。3種類くらいあってどれも
味付けはカレー風味で美味しい。おまけにめちゃくちゃ安い!!
もっと早くから食べとけばよかったと今更思う。

8:45 出発
かわいらしい女の子がお店の前に立っていた。

11:15 TOKTOKの集落に入る

11:35 昼飯
何軒か探したが「ここや!」という所がなく、さすがに腹も減ってきたので
4軒目くらいの所にしたのだが、言葉もまともに通じない上に、
メニューはダルバートとモモ一食分だけしかなかった。
なので、とりあえずダルバートを2人分と、モモを1つ頼むことにする。
しかし、どうやら注文してから米をとぎはじめたようで、
「しまった!」と思ったが、断るのも悪いので1時間以上待つことにした。
そして、出てきたのはいいが、かなり原始的な味で、
食べたそばから、どんどん頼んでもいないおかわりがわんこそば並みの
ペースで運ばれてくる。
腹が減っていたので始めのうちは良かったのだが、だんだんこの味に
絶えられなくなってきたので、残す前におかわりを断った。
なんか疲れる昼飯だった。
でも、米が炊ける時の匂いはネパールも日本も変わらない。
やっぱりこの匂いをかぐと落ち着く。

12:50 昼飯を食べ終え出発
ここのダルバートは散々おかわりして100Rsだった。
まぁ、おかわりはこっちから頼んでないのだけれど…。

14:20 Thado Khoshi着 休憩
途中野菜畑が結構ある。どれも美味しそうだ。
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もうすぐルクラだ

14:35 出発
高度を下げる度に「上の値段は何だったんだ」と思うほど物価が安くなる。

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田部井さんが会長を務める「HAT-J」と地元の集落が共同で取り組んでいるリンゴ農園を通り過ぎる

15:20 歩き始めた頃にも立ち寄ったロッジでお茶をする

15:50 出発
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この辺りは学校の通学路になっているようでちょうど帰宅する
チビッ子たちに出くわした。

16:30 ルクラの宿「クムジュンロッジ」に到着
なんとかいろいろアクシデントはあったがエベレスト街道を歩ききることができた。
あとはここから飛行機でカトマンドゥに帰るだけだ!
この宿に明日乗る予定のイエティエアラインの職員が滞在しているので、
明日のチケットのことを確認する。

19:00 夕飯
食堂ではかなり初期の頃のエベレスト登山を記録したDVDを映していたので
飯を食べながら見ていた。
英語なので何を言っているかはほとんどわからないが…。

夜食にビスケット(30Rs)を買って食べる

21:00 就寝
明日はいよいよ下界か!?

posted by terra at 23:59 | Comment(0) | Everest Trail 2008.Nov | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月25日

11月11日

本日の行程:ナムチェ停滞    天気:快晴    体調:Good

今日は3人とも疲れがたまっているのでナムチェでゆっくり休むことにする。
でも、帰りの飛行機のリコンファームだけは忘れずにしておかないと。

7:30 起床(部屋の気温:10℃)
寝ている時若干暑かった。
朝目を覚ますと、昨日一昨日の疲れが出たのか、体中がだるい。
でも、肉体的疲れのみで風邪のような症状ではないので良かった。
結局、一度も高山病らしい症状が出ないままこのトレッキングを終えることができそうだ!

7:45 朝飯
Nさんは朝からがっつりチョコケーキを食べているので、どうやら体調はよさそうだ。
朝飯を食べてからはボーっと日記を読み返す

8:30〜10:10 たまった洗濯ものを手で洗う(水がめっちゃ冷たい)
10時ごろNさんがリコンファームの電話をかけに行くが、僕たちの名前がないと言われてしまう。おいおい…。

12:15 腹が減ってきたので昼飯にする
30Rsでララヌードル(カップラーメン)を買ってきて、宿の人にお湯を入れてもらうが…

13:40 お湯を入れるだけのはずなのに、1時間半くらい待ってやっとララヌードルを食べる

14:00 まだ物足りないので、Nさんと「ナムチェベーカリー」に行く
ピザが旨そうだったので昨日のピザを忘れるために、
チーズピザ(300Rs)をNさんと半分ずつ食べる。
はっきり言って「タワロッジ」のそれとは比べ物にならないほど美味い!!

15:00 今度は僕も一緒に再びリコンファームの電話をかけに行く
電話屋のにいちゃんが聞いてくれた話では、チケットは大丈夫らしい。
ちゃんと取れてるといいが。

18:05 夕食タイム
宿のご主人オススメのカルボナーラを頼んだらソースが完全に分離して、
親子丼の具のような味がした…。
基本的に「タワロッジ」の食事は美味しいのだが、ピザとカルボナーラだけは
頼まない方が良いかもしれない。
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2008年12月24日

11月10日

本日の行程:ゴーキョ→ナムチェ   天気:快晴    体調:Good

6:10 起床(部屋の気温:1℃)

6:45 朝飯(6:30のはずが15分遅れで運ばれてくる)
朝からフライドポテトを注文したら、ニンニクが強烈だった!

7:24 宿を出発(結構寒い)
今日は通常なら2日かかる距離を1日で一気に歩く!昨日もだが…。

7:51 氷河ルートとの分岐を通過(快調に歩く)

8:37 パンガ(4,480m)着 休憩     8:51 出発

9:15頃 マッチャレモにて水を買う(200Rs)

10:20 ナバルマで休憩(景色が単調で少々飽き気味)     10:35 出発
ゴーキョからナムチェへのトレイルは基本的に谷沿いをひたすら歩いていくので楽ではあるが、
あまり景色に変化がないので単調である。
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後ろを振り返る

11:35 休憩
3,000m台に下りてくると、木の匂いが強くなり、気温も若干高くなった気がする     11:45 出発
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太陽が眩しい

12:00フェリチェタンガに到着(昼飯にする)
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ここには一軒しかロッジがないが、このロッジが料理に使っているスパイスは絶妙だった。
思わずスパイスを分けてもらおうかと思ったが、さすがにやめておいた。
やはり、各家庭でさまざまな味のスパイスがあるのだろう。奥深い…。

12:50 出発
お母さんと一緒に飯を作ってくれた娘さんのサンバイザー姿がかわいかった。

13:40 物凄い急登をなんとか登りきりMongに到着
今日の行程は下りばかりだと思っていたので、この急な登りは相当堪えた。

14:00 便所に寄って出発(ここでトイレットペーパー(70Rs)を買う)

14:20頃 朝買った水がなくなったので、サモサという所で水(100Rs)を買う

14:30 ついにカラ・パタールへの分岐に戻ってきた
ここからは行きしに道を間違えて通れなかった巻道を行くことにする。

15:35 やっとナムチェに到着
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ナムチェに帰ってきた!

前泊まった宿に行くとNさんがすでに到着しており、感動の再会を果たす。
Nさんの体調はゾンラにいた時よりだいぶ良くなったようだが、まだまだ弱っているようだ。
まぁ、ここまで戻ってくれば一安心だ。ほんまに再会できて良かった!

16:30 2日以来8日ぶりにシャワーを浴びる(最高!!)

18:30 夕飯
トレッキング中ずっと食べたかった「タワロッジ」のピザを注文するが、
その味はピザと呼ぶにはかなり無理がある味だった。
せっかく楽しみにしていたのにがっかりだ。

19:30 夜食にHさんと半額ずつ出しあいプリングルス(ベイクドポテト味)を買う
プリングルスはお店によって260Rsの所もあれば210Rsの所もあるで、
よく探して買ったほうがいい。

20:30 就寝
今日も長い一日だった。
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2008年12月23日

11月9日

本日の行程:ゾンラ→チョラ・パス(5,330m)→ゴーキョ   天気:快晴   体調:Good

今日は昨日話し合った結果、朝起きてみて体調が良ければNさんは一人で歩ける所まで下山し、
最終的に2日後にナムチェで僕たち2人と落ち合うことに決めた。

しかし、その後、深夜2時頃になにやら物音で目を覚ますと、
Nさんがパッキングをしていた!何をしているのか聞くと、
いっこうに体調が回復しないので、これ以上ここに居ても意味がないから、
今すぐ出発して高度を下げるとの事だった。
寝ぼけ頭の僕でも、さすがにそれは危険だと思い、
せめて明るくなるまで待つように止めたのだが、結局止めることはできなかった。
出発前に2日後にナムチェで合流すことと、
なにかあればメールで知らせることの2点を確認して、Nさんは闇へ消えて行った……。
きっと僕たちがゴーキョへ行きたい気持ちを察して、Nさんなりに気を使ってくれたのだろう。

6:00 起床(Nさんはいない)

6:20 朝食(2人で3人分食べる)
僕とは別の部屋で寝ていたHさんに、昨夜Nさんが出て行ったことを伝え、
今後の策を練るが、悩んでもしょうがないということで、
後ろめたい気持ちはあるが、2日後ナムチェでの合流を信じて、
僕たちはゴーキョを目指すことにした。

6:36 朝食を食べ終えパッキング&チェックアウトをする
Nさんの朝飯がキャンセルできず、ポテトが余ってしまったので、今日の行動食にする。
宿泊代の支払いの時に、本来なら5,650Rsなのに7,900Rsも請求されそうになった。
危うくぼったくられるところだった。事前にしっかり計算しておいて良かった。

7:25 宿を出発
Nさんは今頃どの辺りだろうか…。

9:43 チョラ・パス着(氷河がある)
かなり寒いが腹が減ったので行動食を食べ、写真を撮る。
チョラ・パス付近は氷河が残っているが、足元さえ気をつけていれば
アイゼンなしでも全然歩ける。ルートもトレースを辿れば問題ない。
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チョラ・パス付近

10:10 出発
ネパール&インドとその他 260.jpg
今までは隠れて見えなかった西側の景色が目の前に広がっている。

11:10 分岐を谷側に入る
途中で行きの飛行機で一緒だった大西さんというおばちゃんに再開する。
もう会うことはないと思っていたのでびっくりした。

11:38 ドラクナク着(朝の残りのポテトを食べる)
便器の中に未使用のトイレットペーパーを丸ごと落としてしまう。ショック…。

12:38 出発
ここからゴーキョまで最短コースで行くので氷河の上を歩くことになる。
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氷河を渡る

13:28 メインルートに合流

13:42 湖を過ぎた所で休憩

13:50 出発(ゴーキョまではもうすぐだ!)

14:08 ゴーキョ着
明日中にナムチェへ行くには今日ゴーキョ・ピークへ行っておかないと
いけないので急ぐ。

14:15 湖畔の宿に決める

14:35 休む間もなくゴーキョ・ピークへ向け出発
ゴーキョ・ピークまでの登りはゴラクシェプからカラ・パタールへの登り
よりも、まだしんどかった。
ゴラクシェプからカラ・パタールは標高差が約400mなのに対し、
ゴーキョからゴーキョ・ピーク間は700mもある。
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登りの途中からゴーキョを見下ろす

16:43 ゴーキョ・ピーク着(ピークには僕たちの他にも5、6人いる)
夕焼けのエベレストを眺めるため頂上で待機。ダウンを着ててもめちゃくちゃ寒い!!
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ゴーキョ・ピークに立つ

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夕焼けの色は真っ赤というよりはピンクに近い色合いで、時が経つにつれ、
紫っぽい色に変わっていった。

17:05 夕焼けに染まるエベレストを拝みつつ下山
暗くなると厄介なので小走りで下る。

17:40 真っ暗になる前になんとか宿に到着
かなりハードな日程だったが、なんとか予定通り行けた。

18:30 夕食タイム(今日の宿は珍しく団体客がいないようだ)
ゴーキョ・ピーク登頂祝いを兼ねて、Hさんとコーラで乾杯!
食後は読書をする。

20:30 就寝
Nさんは大丈夫だろうか?心配だ…。
posted by terra at 22:20 | Comment(0) | Everest Trail 2008.Nov | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月22日

11月8日

本日の行程:ゾンラ停滞    天気:快晴    体調:Good

7:10 起床

8:00 朝飯タイム
Nさんは食欲もあり、体調も昨日より良さそうだ。

9:30 洗濯&洗髪
水が冷たくて頭が凍るかと思った!
昨日一緒の宿に泊まっていた欧米人たちが出発していく。
欧米人は基本的に出発する時間が遅いようだ。もちろん中には早い人もいるが…。

10:30 Hさんに借りた『深い河』を読む
インドへ向けてモチベーションをあげておく。

12:00 昼飯タイム

12:40 トランプをする
Nさんの体調がすぐれないので1ゲームだけにしておく。

13:05 再び読書

15:00 ティータイム

15:30 三度読書

18:00 夕飯タイム

20:00 就寝
たまにはこういう何もしない日もいいか。
posted by terra at 23:24 | Comment(0) | Everest Trail 2008.Nov | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

11月7日

本日の行程:ロブチェ→カラ・パタール(5,550m)→ロブチェ→ゾンラ(4,830m)    
天気:快晴    体調:Good

6:05 起床(部屋の気温−2℃)

6:55 朝飯
昨日から決めていた「カラ・パタールへ行きたい」という思いを他の2人に言うと、
あっさりOKが出る。ただし、2人はカラ・パタールには行かず、
チョラ・パスを越えてゴーキョヘ行くルート沿いにあるゾンラという
所まで行くので、2人とは今日の午後にゾンラで合流することにする。
やはり、エベレスト街道のハイライトであるカラ・パタールにはもう行けるチャンスが
あるかどうかわからないので、3人を代表して僕が行くことにした。
本来なら3人でカラ・パタールの頂から間近に見えるエベレストを眺めようと
思っていたが、今回みたいな状況ではしょうがない。

7:25 サブザックを背負い一人で宿を出発
今日はハードな1日になりそうなのでskinsのタイツをついに解禁する!

8:45 ゴラクシェプ着(早歩きでロブチェから1時間20分)
追い風に助けられ、かなり良いペースで歩けている。高度も今のところ問題ない。
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ゴラクシェプには5軒ほど宿がある。

8:55 カラ・パタールへ向けて出発
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下は砂漠のような砂地になっていて、そこにいっぱい石を並べて文字が作ってある。
まるで、鳥取砂丘の砂の落書きみたいだ…(拡大するとよくわかる)。

ここからは(ここまでも)かなり空気が薄いのでゆっくりゆっくり歩く。
まわりは咳き込んでいる欧米人が多い。

9:34 ついにカラ・パタールに到着(ハンパなくしんどい!!)
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山頂付近はかなり混み合っている(富士山ほどではないだろうが)。

10:05 エベレストなどの写真を撮ってカラ・パタールをあとにする
 

10:30 ゴラクシェプに戻ってくる(帰りは快調にとばす)
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宿の裏にあったごみ捨て場。燃やした形跡がある。
このごみを馬が食べていた…。

10:43 ゴラクシェプ出発(さすがに疲れが出始めた)

12:55 ロブチェの宿に戻ってくる
軽く昼飯を食べる

13:35 パッキングを済ませゾンラへ向けて出発
トゥクラ方面とゴーキョ方面との分岐をゴーキョ方面へ進みしばらくすると、
左側にもの凄い土砂崩れがあって圧倒される。
その土砂で川が堰き止められダム湖のようになっている。
2人は無事にゾンラへ着いているだろうか?

15:55 途中2回ほど休憩してゾンラに到着(今日は疲れた!!)
Hさんに出迎えられ部屋に入るとNさんがダウンしていた。
どうやらロブチェからゾンラへの2時間の道のりもしんどかったらしく、
途中でHさんが荷物を持ってあげたそうだ。
頭痛はだいぶ治まったようだが、熱があるようで
風邪をひいた時の症状に似ているらしい。ただの風邪ならいいのだが…。
posted by terra at 01:46 | Comment(0) | Everest Trail 2008.Nov | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月19日

11月6日

本日の行程:トゥクラ→ロブチェ→ゴラクシェプ→ロブチェ    天気:快晴    体調:Good

夜中に小便をしようと外へ出ると、この世の全ての星が出ているのではないかと思うほど、
空一面に満天の星が広がっていた。もしかしたら、今まで見た中で一番凄い星空かもしれない。

5;50 起床(部屋の気温:−1℃)
気温が低いので、宿の臭い臭いが消えたような錯覚になる。
Nさんはあまり夜寝れないらしい。仮に寝たとしても1時間ほどで目が覚めるようだ。
さらに、喉も痛い上に、足がかゆいらしい。大丈夫だろうか…?

6:25 朝飯    6:45 食べ終わる

7:10 宿を出発
宿の水道が凍結していたと思ったら、川も凍っていた…。

7:40 トゥクラ・パス着(休憩)    8:00 出発
今日は雲1つない快晴だ。日が出たのは7;:30すぎからだろうか。
やはり、日が出るまでは、ものすごく寒い。太陽は偉大な存在だ! 

8:50 ロブチェ着(休憩)    9:10 出発

10:00 休憩(今日は風が強い)    10:12 出発

10:25〜10:35 急登を歩く

10:43 休憩(ついに標高5,000mを越えたが、酸素が薄くしんどい)

10:53 出発(この後、少し歩いて休んでの繰り返し)

11:10 Nさんがバテたので、僕だけ先にゴラクシェプに行くことに

11:40 一足先にゴラクシェプ着(いろいろきいてまわるが、ドミトリーかテントしか空いていない)

11:53 HさんとNさん着

11:55 Hさんと2人でロッジを当ってみるがどこも空き部屋がない 

12:15 昼飯(マッシュポテトは旨いが、ダルバートがひどい…)
Hさんだけ宿でホットシャワー(300Rs)を浴びる(といっても、バケツだけだが…)。

14:15頃 ガイドに「彼女(Nさん)を一刻も早く下ろさないと死ぬぞ」と言われ、
急きょロブチェに下る

14:50 ロブチェへ向けて出発

16:05 ロブチェ着   16:20 いろいろ見るが4軒目に宿を決める
今日はこれまでの行程でもっとも疲れた(Nさんは重度の高山病のようだ)

18:10 夕食
ゴラクシェプの物価は高かったが、ロブチェの物価はもっと高かった。

18:55〜19:55 トランプをする

20:45 就寝
posted by terra at 01:39 | Comment(0) | Everest Trail 2008.Nov | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月18日

11月5日

本日の行程:ディンボチェ→チュクン(4,700m)→ディンボチェ→トゥクラ(4,590m)   天気:曇りのち晴れ   体調:Good

6:00 起床(外の気温−3℃!)
Hさんはシュラフが薄いので、夜中に寒さで目が覚めたらしい。
干しておいた靴下が樹氷状態に…。

6:45 6:30からのはずが、15分遅れで朝飯タイム

7:30 サブザックを背負い、順化のためチュクンへ向かう

8:20 休憩   8:30 出発   8:50 Bibre通過
今日は晴れているが、雲が多いため、ローチェが一部しか見えない。
しかし、西側の空はよく晴れていて、美しい山々が見渡せる。

9:18 チュクン着(ミルクティー(スモールポット210Rs)を3人で飲む)
ここで自己最高記録の標高(4,418m)を越えた!

10:05 写真を撮って、ディンボチェへ戻る(かなりガスってきた…)

11:20 途中で水(150Rs×3本)を買って宿に到着

12:15 昼飯タイム   12:40 パッキングを済ませ宿を出る
4,500mを越えると、日中で太陽が出ていてもかなり寒い。
風もめっちゃ冷たいので手袋をして歩く。 

13:45 休憩(じっとしてるとほんまに寒い!!)   13:55 出発
途中、雲の間に見え隠れする山々が素晴らしいので皆写真を撮りまくる。
217.jpg
その中の一枚

14:45 川を渡る(岩を飛び越えて渡ったら、すぐ上にちゃんとした橋があった…)

15:10 トゥクラの宿に着く(ボロい上に、なんか臭う…)
トゥクラは小さな集落なので宿が2軒しかない。しかも、
1軒はドミトリーのみなので、選択の余地はない。

16:00 宿でティータイム(ミルクテースモールポット250Rs)

17:00 夕焼けを見に外へ行く   17:30 3人で大富豪をする

17:50 夕食タイム   18:04 食べ終わる

18:10〜19:00 引き続き大富豪をする

19:30 かなり寒いので、シュラフに入って音楽を聴きながら、睡魔を待つ

20:30 就寝


エベレスト街道を歩いている欧米人は、着ている服やザックを見れば
だいたいどこの国から来たかわかる。例えば、ミレーやラフマをよく見かけるが、
これはフランス人が多いからだろう。フランス語もよく耳にするし。
かってに国別に分けると以下のようになる。

フランス人:ミレー、ラフマ、ドイターなど
イギリス人:バーグハウス(多かった!)、カリマー、オスプレーなど
スイス人:マムートなど
ドイツ人:ドイター、ジャックウルフスキンなど
イタリア人:モンチュラ、ロウ・アルパインなど
スペイン人:サレワなど

もちろんドイターやロウ・アルパイン、マムートのザックは国を問わず、
多くの欧米人が背負っていたし、Quechua、マウンテンハードウエア、
ノースフェイス、アークテリクス等も見かけた。
ただ、ケルティーやグレゴリーなどのザックを見かけることはほとんどなかったので、
アメリカ人は少ないように思う。確かにアメリカからだと、ものすごい距離やし、
11月は大統領選もあった影響が要因だろう。


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2008年12月17日

11月4日

本日の行程:タンボチェ→ディンボチェ(4,285m)   天気:曇りのちガス   体調:Good

6:20 起床(気温5℃)   7:10 朝飯を食べる

7:45 出発   8:00 デボチェ通過

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Ama Dablamが美しい

8:30 橋を渡った所で休憩   8:35 出発

9:05 集落で休憩(腹が減ったのでチョコを買いに走るが、高いので諦める)

9:25 ナムチェで買っておいたチョコを食べ出発

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集落ではこうした田んぼか畑が数多く見られる

10:15 Shomare通過(ガスってきた)

10:35 Orshoのレストランで昼食(標高4,070m)

11:15 飯が来る(かなりボリュームもあり、しかも旨い!)

11:35 食べ終わる   11:55 出発

13:00 ディンボチェ着(めっちゃ寒い!!)
ここは昨日のタンボチェよりも宿がたくさんある。

13:15 「PEACEFUL LODGE」に宿を決める(靴下を洗って、3人でトランプ)
宿に着いてから今後の予定を話し合った。やはり、3人とも自己主張が
強いのでなかなか意見がまとまらなかったが、一応明日はサブザックで
チュクンへ行き、宿で荷物を拾ってトゥクラという所へ行くことになった。
ゴーキョへ行くかどうかはカラパタールに着いてからの体調と気分次第だ。

ここの宿主はやたらと日本語がウマいので、こっちのロッジの仕組みなどをいろいろ教えてもらった。
・大抵のロッジはソーラーで発電しているらしい。
・営業期間は7、8月を除いて年中営業なのだそうだ。
・この時期もっとも多くエベレスト街道を訪れる外国人はイギリス人、
 フランス人、ドイツ人の順で多いらしい。
・各ロッジには日本の山小屋みたいにヘリポートなどないので、
 ポーターがルクラから運んできているようである。

18:00 晩飯(ボリュームがあり、味もイケる!)
今日が誕生日という人がいて、食堂にいた皆で歌を歌いケーキを分けた。Happy Birthday!

20:00 就寝(寒いのでこの日からアンダータイツをはいて寝る)
ここの宿代は3人部屋で150Rs。


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エベレスト街道の食事情報

エベレスト街道での楽しみといえば、景色や現地の人々とのふれあいなどが
あるが、やはり、食事も重要な楽しみの1つである。
ここでは、その食事に関して少し書こうと思う。


@食事にかかる費用

食事にかかる費用はどこで食べるかによって、大きくその額が異なってくる。
僕たちが歩いたルクラ〜カラパタール・ゴーキョのルートでいうと、
ルクラがもっとも物価が安く、食べ物だけでなく、お菓子や水も一番安かった。
ただ、なぜかパンはナムチェの方が平均して安かったが…。
逆に、もっとも物価が高かったのはロブチェである。
ここはゴラクシェプよりも手前にある集落なので多少は安いと思っていたのだが、
なぜかここがもっとも高かった。
全体的に見るとルクラとナムチェが比較的物価は安く、ルクラ〜ナムチェ間の
集落では少し物価が高い。
そして、ナムチェより先へ行くと物価はグンと高くなる。
もちろん、集落の中でも一律料金とは限らないので根気よく探せば
安いお店もあるはずである。
その集落の物価を知る手段としてわかりやすいのが、ダルバートの値段である。
ダルバートはどこでも必ずあるので、僕たちはメニューの中でもこれを
見てその店や集落の物価を判断していた。
ダルバートの値段を集落別に見ていくと次のようになる。

ルクラ:190Rs
ナムチェ:250Rs
タンボチェ:300Rs
ディンボチェ:350Rs
トゥクラ:300Rs
ロブチェ:400Rs
ゴラクシェプ:一律390Rs
ゾンラ:350Rs
ゴーキョ:350Rs
トクトク:100Rs※ここはシェルパしか入らないような店なので例外

ちなみに、下界のレストランでダルバートを注文すると、色々な具が
いっぱい付いて100Rsほど。高級なお店でもせいぜい250Rsくらい。

僕たちは食事を頼む時、このダルバートをメインに、一人一品計算で
もう2品頼み、計3品を3人で分けて食べていた。ダルバートの良い点は
味はともかくおかわりできる点が大きかった。さすがに3杯目を頼んだ時は
断られてしまったが…。


Aミネラルウォーターの値段

これも集落によって大きく価格が異なるものの1つである。
ざっと集落別の価格を書くと以下のようになる。
ルクラ:一律50Rs
ナムチェ:一律100Rs
タンボチェ:200Rsをまけてもらい180Rs
ディンボチェ:200Rsをまけてもらい150Rs
ロブチェ:200Rs
ゾンラ:300Rs(タトパニは200Rs)
ゴーキョ:250Rsをまけてもらい200Rs

ちなみに、下界では同じものが15Rsで売られている。
最大20倍にもなるとは…。


Bエベレスト街道で食べられるメニュー

・ダルバート(ネパール版カレー?ベジタブルとノン・べジが選べる)
 定番メニュー。炊いたご飯にダル(豆)スープと野菜が乗っかっている。
 時々、ご飯かダルスープに砂が混じっているので気をつけよう!

・モモ(だいたいスチーム or フライから選べる)
 中身はベジタブル、ヤク、ポテト、チーズ、ミックスなどがある。
 日本でいう餃子に近いが、皮がもっとぶ厚い。おすすめはポテト&チーズ。

・トゥクパ
 チベットで食べられているスープヌードル。あっさりしているので、
 お腹の調子が悪い時にはおすすめ。

・チョウメン
 これもチベット系の食べ物で、しょうゆ焼きそばみたいな感じ。
 日本人の味覚に合っていると思う。具はいろいろ選べる。

・フライドライス(焼き飯)
 ネパールの米はこの食べ方が一番合ってるかも。

・チベタンブレッド(朝食メニュー)
 チャパティーみたいなのをを油で揚げたもの。バターやハチミツ、ジャムなどを
 つけて食べる。

・スプリングロール(春巻き)
 日本の春巻きとは違い、生地が厚く一個がデカイ。これもべジとノンベジから選ぶことができる。

・ポテト(ボイルド、フライド、マッシュ、ハッシュブラウンなどがある)
 これが一番安い上に安心して食べられる。やはりポテトはどこも一緒だ。

・マカロニ、パスタ、ピザ
 あまり食べなかったが、ナムチェで食べたタワロッジのピザはひどかった…。
 逆に、フェリツェ・タンガのフライドマカロニと、ナムチェでもナムチェベーカリーのピザはオススメできる!

・パン、パンケーキ(朝食メニュー)
 一応パンはパンなのだが、あんまり美味しくなかった。
 パンケーキも粉が違うようだった。

・シェルパシチュー
 白濁したスープで味は比較的あっさり。お米やすいとんが入っており、
 お腹のふくれるスープ。

基本的にどれでも時間がかかるので、出てくるまで気長に待たないと
やってられないが、米を炊いていない場合は米を炊くところから始めるので、
恐ろしく時間がかかる。そういう場合は米以外のメニューにした方が
無難。







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2008年12月15日

11月3日

本日の行程:ナムチェ→タンボチェ(約3830m)   天気:快晴   体調:Good

6:00 起床(部屋の気温7℃)
朝起きて、昨日体調が優れなかったHさんに歩けるかどうか訊いたところ、
歩けるようなので、一応タンボチェを目標に歩くことにする。

7:10 パッキングを済ませ、食堂で朝食タイム
昨夜のうちに「朝食は6:30からお願いします」といっておいたのに、
結局食事が出てきたのは7:10…。まぁ、これがネパールタイムか。
食後にマイボトルにタトパニ(お湯)を1Lタダで入れてもらう。ラッキー!

7:35 宿を出発するが…道を間違え、7:50に再出発

8:50 休憩   9:00 出発
今日の目的へは巻き道コースとエベレストビューホテルを経由していく
稜線コースの2つから選べるので、少しでも楽できるように、
巻き道を行くことにしたのだが、分岐で道を間違え、
結局稜線コースを歩くことに…。

9:30 昨日に続き、2度目のエベレストビューホテル着

9:45 ホテルの人にルートを確認して出発(Nさんがしんどそうなので、水を持つ)

10:00 クムジュン通過(途中の下り道は霜が溶けて滑り易くなっている)

10:06休憩   10:17 出発(ここからはしばらく下りが続く)

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ハイシーズンだけあって欧米人の団体ハイカーが多い

11:00 川を渡る手前の集落で昼飯にする

12:00 50分ほど待ってようやく飯が来る(このレストランはどうやらハズレのようだ…)

12:25 昼飯を食べ終え、出発   12:40ごろ 橋を渡る

13:11 休憩   13:20 出発(Nさんが頭痛を訴える)

13:50 休憩   14:00 出発(ヤクよりゆっくり歩く)

14:35 タンボチェ着(Hさんを残し、男2人で今夜の宿を探す)

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タンボチェはこんな感じのところ

15:15 宿に到着   15:50 ドーナツ(150Rs)を買ってティータイム
タンボチェは宿も食事もパンも水も値段がナムチェの倍くらいする!

16:30 一人で来たと言う日本の男性と一緒に4人で大富豪をする

18:00 夕食タイム(ストーブがありがたい)

20:00 就寝
今日のコースは登って下って、また登りだったので結構しんどかった。



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エべレスト街道のロッジ情報

・ロッジを選ぶ基準

集落にはたいがい何件かのロッジが建っているのだが、
その中で何を基準にして、僕らがその日泊まるロッジを決めたかを以下に書く。

@宿泊&食費が安いかどうか。これは約2週間のトレッキングを
 する上で、欠かせない要素の一つである。なので、ロッジに行くと
 まず、宿泊料金と食堂のメニューをチェックしていた。

A日当たりが良いかどうか。同じ集落であっても日当たりが良い所も
 あれば、悪い所もある。やはり、すぐ日が沈む所は寒くなるのが早いし、
 なかなか日が照らない所だと出発時間も遅くなってしまう。

Bトイレ、洗面所が建物の中にあるかどうか。ちょっとしたこと
 なのだが、これが以外と重要で、日が沈んで真っ暗な中を
 ヘッドライト1つでトイレに向かうのは、何とも心細く不安になるし、寒くて辛い…。

Cロッジの見た目がしっかりしているかどうか。当たり前のことだが、
 建物がボロいと隙間から冷気が入ってきて寒いし、各部屋に電気が
 ついていなかったりので、最初に必ず部屋を見せてもらってから決めていた。

・ロッジのシステム

ロッジのシステムは日本の山小屋とはさまざまな点で異なる。

@ガイドなしでも特に問題はないが、宿によっては食事のお皿を
 自分で運んだり、その他にもいろいろ自分でやらなければならない
 点が多い。

Aロッジによっては、ガイド付きとガイドなしの客の場合、
 何か物を注文したりする時に、ガイド付きの客を優先する場合がある。

B部屋には簡単なベッドと薄っぺらいマットがあるが、基本的に
 持参したシュラフで寝る。寒いときは宿の人に頼めば毛布やブランケットを
 貸してくれる。

C宿泊&食費はすべてチェックアウト時にまとめて支払う。大抵の場合、
 予想通りの金額を提示されるのだが、一度だけゾンラの宿で
 ぼったくられそうになった。

日本の山小屋の場合、支払いは着いてすぐするが、向こうでは
すべて最後なので、あんまり後の事を考えずに飯などを頼んでしまうと、
えらい目にあう。他にも日本の山小屋と異なる点として、基本的に
向こうでは食事をメニューから選ぶことができる。これは山小屋で
働いていた経験を持つ自分自身としては絶対やりたくないが、
客側からすれば、その時々で食べたいものを選べるのでありがたい。
また、食事の時間をこちらで決まられるのもありがたい。
さすがに日本食を出すロッジはなかったが、欧米人向けのパスタや
ピザなどは大抵どこにでもある。ただし、味の補償はできないが…。

他にもロッジの中には、宿の人が日本を上手に話せる所もあり、
そういう所だと、情報も聞き易いし、快適だ。









posted by terra at 01:22 | Comment(0) | Everest Trail 2008.Nov | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月13日

11月2日

今日の行程:ナムチェ〜エベレストビューホテル〜ナムチェ  天気:晴れ  体調:Good

今日は高度順化のため、サブザックを背負いエベレストを拝みに
300m程標高を上げた所にあるエベレストビューホテルを目指し、
拝んだ後はまた宿に戻ってくることにする。

5:40 起床

6:00 宿を出発

7:30 エベレストビューホテル着(朝早く出発した甲斐あって、雲1つない快晴)

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コーヒーを頼み、昨日買ったクッキーともに簡単な朝食をとる。
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目の前にはエベレストを含めヒマラヤの山々が一望できた。

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聞いた話では、このホテルは一泊200ドルもするらしい!

8:50 出発
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途中、植村直巳氏が愛したといわれる「クムジュン」という村を通り、
シャンボチェの丘を越えナムチェへ戻る。

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上からナムチェの町を見下ろすとその地形がよくわかる。

10:45 宿に戻ってくる

11:15 昼飯代わりに宿でNさんとアップルパイ(150Rs)を食べる

11:40 シャワーを浴びて、靴下、パンツ、Tシャツ等を洗う

12:15 部屋でボーッとする

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なにやらおっちゃんがネパール版三味線みたいなのを弾いている。

13:30 手紙を出しに行く(ポストカード30Rs、切手25Rs)

14:15 無事手紙を出し終え、部屋に戻るとHさんがダウンしていた
Hさんはどうやら風邪っぽい症状で、のどが痛く、鼻水が出て、一度
吐いたらしい。大丈夫かな…。

15:00 ティータイム(アップルパイに続き、チョコケーキ(160Rs)を食べる)

16:00 暇なので一人でその辺をブラつく
行動食用にチョコ(55Rs)とココナッツチョコバー(75Rs)を買う

17:00 宿に戻り読書
日本から読みかけの『ウォールデン森の生活』を持ってきたが、
なかなかページが進まない。

18:00 晩飯を食べる(Hさんは体調が悪いらしく、あまり食べない)

19:00 晩飯を食べ終わる
隣に座っていたこれから帰るという日本人のおっちゃんに、僕らが
これから行こうかどうか悩んでいるチョラ・パス越えのルート情報を
教えてもらう。この後も、なぜかこのおっちゃんと互いの身の上話を
延々とすることに…。

177.jpg
夜のナムチェ。

21:15 就寝
posted by terra at 23:36 | Comment(0) | Everest Trail 2008.Nov | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

僕らのトレッキングスタイル

今回のエベレスト街道トレッキングでは僕らの金がないのと
自分たちだけで自由な日程を組めることを考え、ガイド&ポーターを
雇わないことにした。そのため、荷物の軽量化とルートの確認は
入念に準備していった(つもり…)。

基本的にガイドがいるとガイドの仕事だけでなく、宿での食事を
運んでくれたり、英語が苦手な宿主との通訳なんかもしてくれる。
そして、なによりもガイドが宿を探してくれるので、疲れきった体で
その日の宿を探す手間が省ける。まぁ、宿を探すのも慣れてくれば
3、4軒ハシゴしたりして一番安い所を探すのが、楽しくなってくるのだが。
ちなみに、ガイド料は一日5〜7ドルくらいだったと思う。
僕が感じたガイドの印象はとても好感が持て、気さくな人が多かった。
例えば、ある宿で出会ったガイドは、僕らに雇われているわけでも
ないのに、食事を運んでくれたり、これから行く予定のルート状況を
教えてくれたりした。本間に頼りになる存在だ。
欧米人(特に団体の人々)は大抵ガイド&ポーターをつけ、自分たちは
20L前後のデイパックにトレッキングポールというスタイルで歩いていた。
これが、ガイドやシェルパの人々にとっては現金収入になっているので、
これでいいのかもしれないが、見ていると、どうしても先進国と
途上国との差を感じてしまうのは僕だけだろうか…?


このトレッキングで気をつけないといけないのが高山病である。
今回はガイドがいないので、とにかくゆっくりゆっくり進もうと
決め、『地球の歩き方』のコースタイムを参考にしていった。
もともと僕らは山小屋でバイトしてたという経験もあって、
高度に対して多少は他の人よりも、順応しているのでは?という
考えがあったのだが、その考えは甘かった。
後にも書こうと思うが、3人の中で唯一の女性であるNさんが
標高5,000m付近まで辿り着いた所で重度の高山病にかかってしまった。
その後、すぐに高度を下げても回復の気配が見られず、
悪化の一途を辿っていたので、結局彼女一人で降りることとなった。
本来ならば、僕らもこれ以上、上へ行くのを諦め、
一緒に降りるべきだったのだが、やはり欲には勝てず、
Nさんと合流を誓い、男2人で別行動をとる結果となった。
posted by terra at 22:43 | Comment(0) | Everest Trail 2008.Nov | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月12日

11月1日

今日の行程:チュモア〜ナムチェ  体調:良い  天気:快晴

5:30 起床

6:30 宿を出発(朝飯は少し歩いてから食べることにする)

7:00 Jorsaleにあるビジターセンターで入山料(1000Rs)を払う  
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7:10 出発

7:30 「Everest Guest House」で朝食タイム  8:11 出発
このエベレスト街道では途中いくつもの集落を通るので、
現地の人々の暮らしや生活様式、食文化などを垣間見ることができる。

9:10 休憩(水を飲む、アンダーシャツを脱ぐ)

9:22 出発(3000mを越えた辺りから少し酸素が薄いように感じる)

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こんな綺麗な花も咲いている

10:20 休憩(水を飲む、チョコを食べる)  10:30 出発
一緒に歩いているHさんは足袋で歩いている(一応靴もあるが…)

ナムチェに着く手前でパーミットをチェックされる
11:00 ナムチェ着(バザールをのぞく)
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172.jpg
バザールは物凄い活気にあふれているが、値段を聞くと思ったほど
安くない。もしかしたら、外国人価格なのかもしれない。

11:40 何件か宿を見て「タワ・ロッジ」に決める
『地球の歩き方』に載っているだけあって雰囲気はGood!

12:30 「Everest Cafe」で昼飯を食べる
いったんホテルへ戻って部屋でくつろぐ。

13:20 昼飯タイム終了(今日のおやつ用にクッキー(200Rs)を3人で買う)
ナムチェでのミネラルウォーターの値段:一律100Rs

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宿の向かいの店で売られていた「マウンテンハードウエア」ならぬ、
「エベレストハードウエア」。ウケ狙いで買おうかとも思ったが、やめておいた…。

15:30 その辺を散歩して、宿の向かいでチャイ(一杯20Rs)を飲む

16:40 ティータイム終了

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こんな所にもヤクがいる!

18:00 宿で夕飯を食べる

20:30頃 就寝

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2008年12月11日

10月31日

昨日ネパールに着いて休む間もなく、今日は再び飛行機に乗って
いざエベレスト街道トレッキング開始。

5:20 起床(宿泊料一人200Rs)

5:50 宿を出発(タクシー一人200Rs)
飛行機は午前でも早い時間の方が確実に飛ぶらしいので、
ちょっとでも早く空港へ行く。

6:10 空港着(田部井さんに再び会う。イエティエアラインの受付で
       Nさんが僕らのフライトチケットのことを相談する。)
搭乗手続きを済ませ、昨夜半額で手に入れたパンと空港で
売っていたチャイ(40Rs)を飲む。記念すべき一杯目のチャイ!
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カトマンドゥ空港国内線の出発ゲート

 143.jpg
20人も乗れない小さな飛行機


7:45 ルクラへ向け出発(同じ飛行機に僕らの他にも4人ほど日本人がいる)

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機内はこんな感じ

148.jpg
窓から下の方を覗くと美しい千枚田が見える

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隣の席に座ったガイドっぽい人がエベレストを教えてくれたが、
雲がかかってあまり見えなかった。

8:25 ルクラに無事到着(息を吐くと白い!)
ルクラの空気はひんやりしていて、気持ちがいい。

9:10 カウンターで荷物を受け取り、早速歩き始める
歩道脇の所でTIMSカードを提示する

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ヤクは現地の人にとってかかすことのできない存在。


10:05 喫茶でティータイム(チャイを飲む)  10:25 出発

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シェルパの人たちは皆おそらく50kg以上の荷物を背負って歩いている
と思われる。途中で脇に置いてあった荷物を持ち上げようとしたが、
無理だった…。これをこっちの人は肩でなく額で担いでいる。そして、
足もとに目をやるとサンダルやツッカケ、中には裸足の人もいる。
凄すぎる!!

11:10 休憩  11:15 出発

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白濁した川に沿って歩いていく(これで湯気でも湧いてたら
温泉みたいだ)。

12:30 昼飯(3人でチーズモモ(餃子に近い)、ダルバート(おかわり自由!)、
ベジタブルチョウメン(焼きそば)を頼む)計660Rs

13:30 出発 

14:41 BENKARで休憩  14:59 出発
こっちのトイレのシステムはどうなっているのかわからないが、
確かなのは明らかにオーバーユースだということだ。

15:35 チュモア着(ここで今夜の宿を探す)

16:00 探し始めて2件目の宿にする(宿の名前「Thamserku」)
宿泊費を3人で400Rsから300Rsにしてもらう(今日は貸切のようだ)
宿泊費にシャワー使用料も含まれていると思い、使わせてもらったが、
支払いのときに別で100Rs取られた…。

18:00 夕飯タイム(3人でダルバート、フライドライス(焼き飯)、
         ベジタブルモモ(スチームとフライ両方)を頼む)
食後にチャイを飲む  計810Rs

20:00 就寝(寝る前に3人で大富豪をする) 只今の部屋の気温10℃
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2008年12月09日

エベレスト街道トレッキング装備(小物編)

《小物》
・カメラ:Nikon COOLPIX P5100
今年の正月に買ったお気に入りのカメラ。一眼レフにはかなわないが
今はこれで十分かな。レトロなフォルムがかっこいい!

・ナイフ:VICTORINOX 
イエティに襲われた時の護身用に持っていったが出番なし。

・水筒:nalgene 1L
   :platypus 1L
基本的に現地ではペットボトルに入ったミネラルウォーターを
買っていたが、たまにナルゲンボトルにタトパニ(お湯)を入れて
もらっていた。プラティパスは出番なし。

・ヘッドライト:Black Diamond スポット
・予備ヘッドライト:PETZL イーライト
トレッキング中のロッジには夜になると、食堂しか電灯が
点かない所もあるので、ヘッドライトもしくはアポロのような
電池式ランタンがあればいいかも。

・予備電池:単4電池×4本
出番なし。

・ロールペーパー:mont-bell(半ロール)
ネパールのトイレには紙がないので持参が基本。現地のお店でも
購入可能。僕も途中でなくなったので買い足した。

・マッチ
出番なし。

・コンパス:SILVA
ヴェクターのコンパスを使っていたので出番なし。

・予備靴紐
洗濯物を干す時につなげて使っていた。

・ファーストエイドバック:OR バックカントリーオーガナイザー#1
・ファーストエイドキット:テーピング(38mm)、包帯、胃薬、とん服薬
             抗生物質、消毒液、ガーゼ、絆創膏など
幸いトレッキング中にファースドエイドキットを使うことはほとんど
なかったが、何が起きるかわからないので常に持つことを心がけたい。

・ワレット:PORTER
     :GRANITE GEAR ハイカーワレット
日本円、米ドル、ネパールルピーなど複数の通貨を持ち歩くため、
この2つを使い分けた。

・腕時計:sunto ヴェクター
2年前に買って以山旅には欠かすことのできない存在。
今回も時間の他に高度計がなにかと役立った。
次に狙っているのはコアのオールブラック。シブくてかっこいい!

・行動食:グミ、塩熱飴、生黒飴、はちみつきんかんのど飴
     ナッツ、チョコ、エナジーバー数本など
ナッツ、チョコ、エナジーバーは現地で購入。飴も買える。

・予備食:AMANO FOODS おかゆ(アルファ米)×2
腹を壊した時にと持参したが、そのまま日本に持って帰った。
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2008年12月07日

エベレスト街道トレッキング装備(ギア編)

《ギア》
・バックパック:GRANITE GEAR メディアンヴェイパー(1500g)(52L)
今手元にあるバックパックの中で今回の旅にちょうどいいサイズが
これだった。ただし、他のバックパックと比べると生地が薄く
ちょっと心配だったが、なんとか耐えてくれた。
GRANITE GEARは日本で最近ちょくちょく見かけるようになったが、
今回のトレッキング中は一度も見かけなかった。おそらく
エベレスト街道を歩いている白人たちは、ほとんどヨーロッパ
から来ているからなのだろう。


・シュラフ:deuter アストロ550(−8℃まで対応)(960g)
ジョンミューアトレイルハイク用に買ったダウンシュラフ。
それまではカタログギフトで手に入れたdeuterのプラスワンL
という化繊のものしか持っていなかったが、さすがにそれでは
まずいと思い奮発した。今回のトレッキングでは、もしかしたら
これでは寒いかなと覚悟していたが、まったく問題なかった。
サーモライトリアクターやその他ウエアのおかげもあったと
思うが。

・シュラフカバー:PAINE(210g)(もらい物)
あまり効果はなかったもしれないが、一応毎日使っていた。
しまう時はカバーごとシュラフと一緒に袋に入れておいた。

・シュラフインナー:Sea to Summit サーモライトリアクター
今回行く前に新たに入手したギア。これを使うことで
プラス8℃もシュラフ内の温度が上がるらしい。本間かいなと
疑いたくなるが、使ってみると本間に上がっているような気がした。
今回はトレッキング中はもちろん、インドでも夜行列車で寝る時や
シーツのない宿で寝る時などその使用頻度は多かった。
単体でもそこそこ保温効果はあるが、めちゃくちゃ薄いので、
ある宿で夜蚊に襲われた時は、刺され放題でえらい目にあった。

・細引き:4mm×3m
洗濯ものを干すときに使用。

・マグカップ:Belmont チタンダブルマグカップ(220ml)
事前に色々情報を教えてくれた人が10年前に行ったときに
持っていったようなので僕も持っていったが結局一度も
使うことはなかった。

・ザックカバー:Sea to Summit シリコンコーデュラパックカバー
トレッキング中は一度も雨に降られなかったので使うことは
なかったが、飛行機に荷物を預けるときにこれを被せておいた。
そしたら、ちょっと穴が開いていた…。

・ウエストバック:GRANITE GEAR スイフト
僕の山スタイルに欠かせないのがウエストバック。
邪魔やけど、メモやら行動食を入れておくにはこれが便利。
今回の旅の前に今まで使っていたoverlandからこっちに買いかえた。

・サブザック:Marmot コンプレッサー(20L)
DANA DESIGNの遺伝子を受け継ぐアタック用ザック。
発売当初に買ったはいいが、一年ほど使う機会がなく、
ギアボックスに眠っていた。しかし夏のジョンミューアトレイル
ハイクと今回の旅でボロボロになってしまった。

・シューズ:Montrail ナムチェ
軽快なミドルカットのシューズ。通気性重視で防水素材は
使われていない。夏のジョンミューアトレイルハイクでも使用。
そのデザインに惹かれ、以前から狙っていたが、
なかなか置いているお店が見つからず諦めかけていた頃に、
「Sky High Mountain Works」で見つけ即購入。ユーズドで\5,000。
もう十分元は取っている。

・タオル(小):MSR パックタオル・パーソナル(ハンドタオル)
     (大):The North Face TRAVEL TOWEL(BATH TOWEL)
トレッキング中は約14日間で3回しかシャワーを浴びなかった。
しかも、汗もほとんどかくことがなかったので、タオルはあまり
使わなかった。

・シュラフ収納袋:GRANITE GEAR エアコンプレッサーS

・スタッフバック:GRANITE GEAR エアヴェントHDドライブロックM
          登山用品店「ロッジ」スタッフバックM
          GRANITE GEAR エアバック#1
          Sea to Summit Sn240スタッフサックS
         






posted by terra at 17:38 | Comment(0) | Everest Trail 2008.Nov | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エベレスト街道トレッキング装備(ウエア編)

《ウエア類》

・アンダーパンツ:The North Face×2
        :icebreaker スキン200
パンツは2〜3日ごとに洗って使っていたので2枚で事足りた。
速乾素材なので洗ってもすぐに乾いてくれて便利だった。

・半袖Tシャツ:mont-bell×雲ノ平山荘コラボTシャツ(もらいもの)
       :Lowe Alpine(もらいもの)
基本的に行動中は一番下にicebrakerのアンダーを着て、
その上にこれらのTシャツを重ねて着ていた。なぜか、
ほとんどLowe Alpineばかり着ていたので、mont-bellの方は
出番が少なかった。これも速乾素材なのですぐ乾いて便利。


・アンダーシャツ(長袖):icebraker スキン200
・アンダータイツ:icebraker ボディフィット200
このアンダー上下は本間に持っていって良かったと思う。
特にシャツは行動中も寝る時も常に着ていたが、
嫌な臭いもすることなく、快適に過ごすことができた。
2年ほど前に買って以来、普段の生活でも欠かすことのできない
アイテムになっている。

・サポートタイツ:skins スポーツロングタイツ(190g)(もらい物)
ほとんど出番はなかったが、確かな効果はあると思う。今回は
ロブチェ〜カラパタール〜チョラ・パス〜ゴーキョ〜ナムチェの4日間
使用した。個人的にサポートタイツは逆に動きの邪魔になるような
気がして、あまり好きではないのだが、このskinsのタイツは
関節のサポートでなく、血行を良くするだけなので動きの邪魔には
ならないと思う。

・ソックス(厚手)×2:MUND Explorer、メーカー不明
・ソックス(薄手)×2:injinji Outdoor
         :Newzealand Sock Company MINI CREW LITE HIKER
厚手の靴下は1枚で十分だった。injinjiのソックスはビーサンも
履けるので重宝した。

・トレッキングパンツ:astriの2WAYパンツ(もらい物)
今まで2WAY式のパンツは切り替え部分が気になり敬遠していたが
これはまったく気にならない。生地にはschoeller使用。

・レインウェア:The North Face レインテックスフライト(600g)
この時期ネパールは乾季のため、雨に降られることはなかった。

・フリース:ARC'TERYX Delta AR Zip(330g)
夏にサンフランシスコのREIで買った見た目重視の一着。
トレッキング中は毎日ロッジに着いたらまずこのフリースを
着ていた。薄手だが保温効果は抜群!!さすがはアーク!

・ダウンジャケット:The North Face ライトヒートジャケット(180g)
夏のジョンミューアトレイルハイク用に買ったが、今回の
トレッキングでもハイパフォーマンスを示してくれた。
ダウン製品は取り扱いに関してデリケートな部分もあるが、
それ以上の機能性があり、寒い所ではかかせないウエアだと
あらためて実感した。

・帽子:Lafumaのハット
メッシュ多様の夏用ハット。そろそろ買いかえ時かな。

・グローブ:Cloudveil Run Don't Walk GLOVE
GORE-TEXウインドストッパー使用のグローブ。
標高4,000m以上ではこれなしでは寒くてやってられない。

・ネックカバー:HAD ORIGINAL
エベレスト街道は砂埃が凄いため常に首に巻いていた。
日焼け対策にも効果有り。

・ウインドシェル:Marmot ドライクライムウインドシャツ(もらい物)
機能面で優れた一着。適度な保温力と防風機能は
ミッドレイヤーとしてもアウターとしても使えてGood!
posted by terra at 16:54 | Comment(0) | Everest Trail 2008.Nov | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エベレスト街道トレッキング装備

装備は以下の点に気を使って選んだ。

@寒さ対策
すでに行ったことがある人の話などから
上の方ではものすごい寒さが予想できるので
防寒には気を使った。
シュラフやダウンジャケットに関しては
現地でもレンタルできるようだが、
鶏の毛が使われているとの情報を聞き、
日本から持っていくことにした。
鶏の毛がどれだけのものか試してみたい気持ちも
少なからずあったが…笑

A軽量化
今年の夏に一人で米国のジョンミューアトレイル
を歩いたのだが、この時は重量が重過ぎて
えらい目にあった。やはり最近の流行でもあるが
背負う荷物は軽いに越したことはない。
なお、ジョンミューアトレイルのことも
追々書こうと思う。

B日焼け対策
今回は標高3,000m〜5,500mを歩くので
ものすごい紫外線にさらされるだろうと
予想していたが、なぜか日焼け止めを
持って行かず、結局歩き始めてから途中で
購入した。やはり日焼け止めは必要だと思う。



posted by terra at 12:19 | Comment(0) | Everest Trail 2008.Nov | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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