2011年09月11日

今季のパタゴニアはどこが違う?

久々にギアネタを一つ。
HPやtwitterなどでF/Wシーズンのpatagoniaウエアに7,8年ぶりにゴアが使われていると聞き早速どんなものか見に行ってきた。
今期展開するアルパインモデルでゴアを採用したのは主にプロシェルモデル(3レイヤー)2アイテム、パフォーマンスシェルモデル(3レイヤー)1アイテム、パフォーマンスシェルモデル(2レイヤー)1アイテムだそうだ。
その中でも僕が特に気になったのがPatagonia Men's Super Pluma Jacketというプロシェルを採用した3レイヤーモデル。

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税込65100円也

重量はMサイズで428gとゴア採用モデルとしてはかなり軽く、雨具並みの重量。おまけに着たときのフィット感も抜群。
フード周りも新たに再設計されており、ヘルメットをかぶった時とそうでない時それぞれに対応している。
デザインも今期モデルから外部のデザイナーを呼んで作ってもらったそうでなかなかカッコいい。
昨期まで展開していたM10ジャケットの代わりを十分果たすだけの価値は十分ありそうである。


《以下HPより引用》
•3層構造のゴアテックス・プロ・シェル・ナイロン素材
•2つの調節ポイントを備えたフードはヘルメットの着用に対応し、
つばの部分にフォーム入りで悪天候下でも視界を確保
•フードと裾のコードロックは埋め込み式のタッチ・ポイント・システムを採用し、
すばやい調節により雨や雪を遮断(特許保有)
•腕を上げても身頃がずり上がらない改良型Yジョイントの袖
•ハーネスやバックパックの着用に対応する配置のチェストポケット。
プリーツを押さえた構造により、余分な縫い目を加えることなくポケットの容量を増加
•水分の侵入を防ぐコーティング加工済みのスリム・ジップを外側のポケットとピットジッパーに採用し、
かさばりと重量を削減
•袖口にはまちと目立たないクロージャー付き
•3層構造の3.2オンス・40デニール・ゴアテックス・プロ・シェル・ナイロン100%。
DWR(耐久性撥水)加工済み
•428 g (15.1 oz)
•ベトナム製


ここ2,3年悩んでいるが今年こそは雪山メインで使えるウエアを揃えたいのである。
posted by terra at 09:08 | Comment(0) | wear | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月02日

羅臼〜硫黄山スルーハイク

このお盆休みを北海道の山で過ごすことは決めたが、どこの山に行くかは悩みどころだった。
日高縦走も魅力的だし、暑寒別岳の雨竜沼湿原やニペソツも気になってはいた。
ただ、縦走となると車移動が面倒なので今回はバスと電車で移動することにした。
そうこうしてるうちに今回同行するHさんが何とエクセルファイル付きで日程を送ってきてくれたのである。
Hさんも日高方面を含め、バスの乗り継ぎなどさまざまな案を考えた結果、知床と大雪の2つに行くことになった。

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13日23時15分札幌発の夜好バスに乗り込み一路知床を目指す。
バスは3列シートでなおかつ仕事終わりと言うこともあり、がっつり寝られた。

日付変わって14日。6時20分ころウトロ温泉バスターミナルに到着。ここで初日の食料を買い込む。
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そしてタクシーで登山口へ(タクシーは所用時間約20分で4000円)

なんだかんだでゆっくりとしたスタートになり、タクシーを運転してたおっちゃんからも
少し心配されたがそれは日帰りの場合。
テントを担いでいる僕らはそんなに焦る必要はないと気楽に考えていた。

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出発前に一枚

天気予報では翌日から猛烈な雨がふるとなっていたが初日は快晴。気持ちの良いスタートを切った。

今回、足元は1年以上履いてなかったザンバラン クラシコ。
この山行を前にトレランシューズで行くか登山靴で行くか迷ったが結局これにした。
しかし、序盤こそ調子よく歩けたものの歩いていると段々とかかとに違和感を感じるようになってきた。
この時点で持参していたリガードの保護パッドを付けておけばよかったのだが、
行動中はどうも面倒でやりたくないため、そのままにしておいた。これが後々尾を引くことになろうとは…。

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携帯トイレの使用ブース

歩きはじめて1時間ほどの所で暑くてたまらずサポートタイツを脱ぐ。
登ってくるカップルが目前に迫っていたが間一髪で間にあった、セーフ。

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高山植物@

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高山植物A

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高山植物B

途中、3.4組の若いカップルハイカーに会った。
うち一組と抜きつ抜かれつになり僕ら2人を入れた写真を撮ってもらった。

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頂上へは手前の分岐から折り返すことになるのでサブザックでGO
(後ろに見えているのは2日目にあるく予定の硫黄山方面)

12:30 頂上着。

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僕らを含め10人以上がおり、にぎわいをみせていた。

半島のため両サイドが海という滅多に見れない風景にしばし見とれる。
特に斜里岳へと延びる山脈が美しかった。

13:00 昼飯を食べ山頂をあとにする。

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高度感のある山頂付近

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岩清水(そのままでは飲まない方が良いらしいが飲んでも特段何ともなかった)

13:30 分岐へ戻り、硫黄山方面へ向かう。ここからはマイナールートになるため登山道の整備は最小限。
よって藪漕ぎ必須である。

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羅臼岳かっこいい

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食料を熊から守るためのコンテナ。JMTにも似たようなのがあった

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明日歩く予定の硫黄山方面をバックに一枚

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海と山がほんとに近い

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なにやら怪しげな大地の切れ目が。すごく気になる

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これまで歩いてきた羅臼岳方面

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さすが緯度が高いだけあって標高1500mでも雪渓が残っている

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藪を越えテン場が見えてきた

16:30過ぎ 今日の幕営地である二つ池に到着

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テキパキとテントを建て、今夜の調理用と明日の行動用の水を汲みに池へ。
浄水器は2年ぶりの出番となるカタダインの“ハイカー”というモデル。今回もこれはかなり重宝した。

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水汲み中@

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水汲み中A

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今宵の夕げはアマノのカレー+α米に担ぎあげたビールで乾杯
テン場には僕らの他にパーティ、計3張りのテントがあった。
お盆真っ盛りだというのにこの静けさは北アルプスではまず味わえないだろう。

20時ころ寝落ち。


翌15日 
夜中の嵐は収まったが小雨が降り続いていた。Hさんと協議した結果、これくらいならいけると判断し5時過ぎに出発。

稜線上はひたすらハイマツの海を漕ぎまくる!
切りたてのハイマツからは松脂が垂れており、これがカッパにや手につくと取れなくなる。

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硫黄山周辺。

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熊の気配がプンプンする谷を鈴なしで降りていく。

これが道なのか言うほど、急な渓流を滝を巻いたりしながら下りてゆく。
 
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樹林帯まで下りて来た。

予定していたバスに間に合わず下山口であるカムイワッカの滝で時間をつぶそうと思っていたら、
何とこの時期は30分に一本便があることが判明。
急いで乗り込み温泉のあるウトロへ向かう(結局カムイワッカの滝には寄らず)。
到着後、斜里駅までの乗り継ぎ便を確認すると約1時間後とのこと。
急いで雨に濡れた装備をバスターミナル横の芝生に広げ、徒歩10分の町営温泉へ向かう。
しかし、温泉へ入っている間にあれだけ晴れていた空に暗雲が立ち込め、雨がポツポツと落ちて来た。
「これはマズい」ということでゆっくり温泉につかる間もなく切り上げ、干していた装備の回収に向かう。
結局、干す前よりも濡れてしまった装備をかき集め、何とか乗り継ぎのバスに間に会った。
なんとも忙しない旅である。
バスに乗り込むと同時にバケツをひっくり返したような土砂降りの雨になってきた。
今夜の宿泊地である北見へ向けて斜里駅でバスから電車に乗り換える。

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途中の網走駅にて

無事、18時頃北見へ着き、今夜の宿である温泉付きビジネスホテル「ドーミーイン」へ。
チェックインを済ませ、明日からの大雪山縦走に向けて食料の買い出しへ。
そして今宵の夕食は…

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スカイツリーにも出店するとのうわさのある回転寿司屋トリトンで寿司三昧
もう食えんというまで食べて一人1500円ほど。
サイズ、新鮮さ、味の3拍子もさることながらこのコストパフォーマンスがパない。

(大雪縦走に続く?)
posted by terra at 01:15 | Comment(0) | hiking | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月01日

お盆休み

当Blogをご覧頂いている皆さん、ご無沙汰しております。
日々の記録を書こうと書こうと思いつつ、いつの間にやらずいぶんと間が空いてしまいました。
ツイッターでは1日一回くらいつぶやいてますのでそちらも宜しくお願いします。

さて、北海道に住民票を移し早7月で一年が過ぎ、北の大地での生活にも徐々に馴染んできた感はありますが、何せ普段仕事が忙しくすっかり山から遠ざかっておりました。
そんななか今年のお盆休みは関西から遙々山の友人が訪ねてくれることになり、2人で知床の羅臼〜硫黄山間を縦走し、
その後、場所を移し大雪を南下する計画を建て無事(?)に下山してきました。だいたいの日程は以下の通り。


13日昼:自分は仕事(友人のHさんは12日で仕事終わりだったのでなんとフェリーで札幌へ)
同日夜:夜行バスで一路知床の麓斜里町へ(夜行バスに乗るのは学生時代ぶり)

14日:利尻岳登頂&テント泊

15日:硫黄山を経てカムイワッカの滝へ下山後、その足で北見へ移動。北見泊

16日:北見〜層雲峡〜(ロープウェイ&リフトで黒岳7合目まで)〜黒岳〜白雲小屋泊

17日:白雲小屋〜トムラウシ〜南沼幕営地泊(コースタイム約10時間のハードな一日)

18日:南沼幕営地〜美瑛へ抜ける林道へエスケープ、白金温泉泊(ほんとは十勝岳方面へ行く予定だった)

19日:白金温泉〜美瑛観光〜札幌泊


これから日を追って少しずつ書いていく予定です。

posted by terra at 07:36 | Comment(0) | hiking | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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