学生時代からいつかは乗ってみたいと思っていたので昨年末はこれに乗って実家へ帰郷することにした。
値段を調べる前からさぞかしお高いのだろうと想像していたが、ベットのみのドミトリー席で片道24000円ほど。
2人部屋の個室でも一人当たり27000円程だったので、帰郷先が同じ関西方面の職場の先輩と個室をとった。
札幌を出たのは26日の午後2時過ぎ。前日前々日と大雪のため運休となっていたが、自分たちの普段の行いが良いのか
奇跡的に定刻通りの運行となった。
出発前に慌てて土産を買い、立ち食いそばで簡単に昼食を済ませ、旅の友の酒とつまみをゲット。
そうこうしているうちに今回の主役のお出ましである。
外装は高級感のあるダークグリーン色。
自分がこれに乗るかと思うと胸が高鳴る。
僕らは一つ手前の京都で降りる
中に入るとまるで移動するホテルのよう。ただし通路はせまい
早速ビールで乾杯。やっぱり昼間から飲むビールは格別
部屋は2段ベット式になっており下のベットはテーブルとイスに変わる
この間走っては止まっての繰り返しで、北海道を抜ける頃には2時間半の遅れ。
食堂車(写真をとってたら家族連れの子供たちが手を振ってくれた)
さすがに12000円のフルコースはいらないので単品でエビピラフ(1200円)、唐揚げ(800円)、サラダ(800円)などを注文。
只今青函トンネルを通過中とのアナウンスが入る。このトンネル全長約54kmあり、通過するのに35分程かかった。
揺れる列車の中、厨房は人たちはよくやってるなと感心する。さすがプロ
食後はサロン車で優雅なひと時を過ごす
23時頃に就寝し、目が覚めたのが7時半頃。只今新潟新津付近。
3時間以上運行が遅れているため長岡駅でパンの缶詰とお茶が配られる。お味の方は…
おまけに3時間を越えると特急料金が返金されるらしく降車駅で3150円が払い戻されることに。ラッキー☆
途中、車掌からのアナウンスが入り、急ぎの人は途中の金沢で特急サンダーバードへ乗り換えてくれとのこと。
もちろん、僕たちはトワイライトに乗ることが目的だったので多少の遅れは気にせずそのまま乗車を続ける。
14時半。米原に到着。「やっとここまで来た」と言う気持ちと「もう少しで旅が終わってしまう」という気持ちと半々
ここで列車が切り離される。
米原駅を過ぎれば目指す京都はもうすぐ。
左側に琵琶湖と遠く伊吹山を望みながら湖西線を走る。
結局到着予定時間より4時間程遅れて16時頃京都駅に到着。
雪の日本海を堪能した旅であった。
飛行機を使えば札幌から大阪まで2時間かからずにこれるが、たまにはこうしてゆっくり列車に揺られ旅情を楽しむのも粋なものである。
もう車両が製造されていないので現行の車両がなくなれば、ブルートレイン自体がなくなってしまうとの噂もあるが、
ぜひカシオペアとともに残っていってほしい列車だ。
そのためにまた機会があれば利用したいと思う。